top of page
執筆者の写真大塚 史明 牧師

「インプットとアウトプット」

◆私たちはインプットとアウトプットを繰り返しながら生きています。例をあげれば、食べる→動く、勉強する→試験を受ける、思考する→発言するなどたくさん思いつきます。またこれには人それぞれのバランスがあるので、インプットが得意な人とアウトプットが得意な人がいます。インプットに傾いている人は、思慮深い、よく本を読むなど特徴がありますが、逆に内省的、物静かといった見られ方をすることもあるかもしれません。アウトプットの傾向がある人は、行動力がある、積極的などの特徴がありますが、反対にあまり考えずに行動する、裏付けのない自信家と言われることもあるかもしれません。けれども、インプット派の人も何も行動しないことはありませんし、アウトプット派の人も何も考えないで言動しているわけではありません。

◆私たちを造られたお方、創造主なる神は人に知性、思い、心を与えてくださいました。考えることの大切さ、学ぶことの喜び、行動する前に慎重を期する能力、想像することの楽しさを与えてくださっています。アクションに起こさなくても楽しめる、気持ちや心が整えられたり、一新されたりするのは本当に素晴らしい能力を主は与えてくださいました。私は、小説を読む、音楽を聴く、風景を見る、写真を撮るときにこうした能力を与えてくださった主の配慮に改めて驚きます。

◆また、主は計画なさったことを実行し、成就なさるお方です。私たちが行動を起こすときも、生きている実感、学びの発揮、力だめし、成功や失敗、また限界を知るなどインプットだけしていては決して味わえない経験をします。また、人との協力や継続することの大切さ、難しさに気づいたりします。そして、どうしたらよいかと学んだり思索したりとインプットに戻り、改善を目指す営みをします。そんな繰り返しをしながらひとえにキリストに向かって成長できましたら幸いです。一つひとつの営みは、神との交わりが中心にあってこそ実を結ぶ、そんな気がします。

閲覧数:5回0件のコメント

最新記事

すべて表示

「一書一か月通読の恵み」

◆先週このコラムでお分かちした一書を一か月間繰り返し読む通読法。私は「第一ヨハネの手紙」が二週目に入り、だいぶ慣れてきました。大げさではなくヨハネから「おはよう」と言ってもらっているような感覚になってきました。そして、不思議なことに毎日新しいことを教えられます。正確には、毎...

「第一ヨハネの手紙を一か月毎日読む」

◆先週は夏の行事がひと段落し、エステル会も夏休み期間なので、自分自身の信仰生活を見つめ直す時間を過ごしました。その中で、個人的なディボーションの質の悪さを示されました。牧師であれば聖書を読むことは普通のこと、むしろ仕事の時間もそれができると思われるかもしれませんが、質の面で...

「機会を十分に活かしなさい(エペソ5:16)」

◆夏の教会行事が一区切りとなりました。その中で印象に残った2つのことを記します。一つは7/27(土)に福岡聖書教会(早良区)で行われた東京キリスト教学園(TCU)デーです。例年は9月にTCUから講師を迎えて礼拝や講演を催していました。今年は福岡地区から次世代の献身者をTCU...

Comments


bottom of page